日本からお友達が遊びに来てくれたのでベネツィアに旅行にいってきました。
フィレンツェから特急電車で2時間。ネットでminiというチケットで半額で買えちゃいました!ラッキー
10時発なのに9時には家をでます。
朝マックが行列だったとしても焦りません!
駅に10分前に着くという余裕さ!なんてすばらしい。しかもチケットももう買ってあるし~時間に余裕があるってス・テ・キ!
車内にはテーブルもあってお絵かきしたり、お菓子食べたり快適に過ごせます。トイレだってキレイです。
あっという間にベネツィアに到着。駅の前にはもう運河が見えますよ。あいにくの雨ですが、カッパも傘もあるもんね~準備万端です!
さっそく地図を購入して、お昼ご飯のトラットリアに向かいます。
ベネツィアの移動手段はバポレットという水上バスが便利です。
一回6.5€で60分間 12時間で16€ 24時間で18€ 36時間で23€です。
バポレット
向かうはリアルト橋
多くの観光客で賑わっています。
トラットリアはこの橋のすぐ近くのはず。小道ばかりのベネツィアは必ず迷子になるでしょう。
私たちもさっそく迷子??
でも、地図と、道の名前を見比べてなんとか着きました。本当に橋のすぐ近くでした。な~んだ。
魚介のリゾット
名物クモガニのサラダ
ベネツィアといえばコレ イカ墨のスパゲッティー
でも、麺が細かったし、サラサラソースでした。
スパゲッティーボンゴレ
イカとエビのフリット このイカがすっごく柔らかくっておいしかった~「コレおいしいじゃん!かりなイカすきになった!」byカリナ
店内の様子
観光客がとっても多いんだろうな~すっごく広い店内で、日本語メニューもありますよ。
伝統あるベネツィア料理専門のトラットリアで、イタリア語や英語のできる方は並んである魚をみて、料理の注文もできるそうです。
そして、サービスがとっても良かった!カリナ用のリゾットをママが一口ちょうだ~い!ってもらってるのを見てサービスで少し出してくれたんですよ。
じゃあ、作りおきしてるのかい?ってつっ込み入れたくなった方はこのお店は向いてないかも。確かに上級者向けではないけれど、私たち一般人には量も、味も、お値段も大満足でした。
だって、パスタは10€とかで食べれるし、量がとっても多い!
かにのサラダは本当においしかったし、カメリエーレのおじちゃんたちも愛想がよい!
うん。うん。いいトラットリアでした。
カーネルおじさん似のカメリーレのおじちゃん。
torattoria alla madonna
calle della madonna594 TEl041-5223824 休み水曜
お腹いっぱいになったら今度は観光です。
リアルト橋にはたくさんのお店が並んでいてベネツィアングラスも売っていますよ。小さなショットグラスなら8€~ありました。おみやげにいいですね。
かりなはお面で遊んでましたが・・・
リアルト橋からは歩いてサンマルコ広場に向かいます。
サンマルコまではあちらこちらに目印があるので、迷わずに行けました。徒歩15分くらい。
piazza sanmarco
広場の正面にはサンマルコ寺院があります basilica di san marco
鐘楼 campanile 高さ96.8M(フィレンツェのク-ポラと同じくらい)エレベーター6€で頂上まで昇れて町と運河を見渡せるそうです。
そして、ベネツィアといえばゴンドラ~
お値段一艘150€。これはcanal grandeカナル・グランデという大運河まで乗せてくれる場合で、そうでなく小さな運河だけを乗せてくれるものは100€くらい。事前に値段交渉をする。
とはいうものの、やっぱり高いな~6人までは同じ値段らしいので、一緒に乗ってくれる人をちょっと探してみましょう。
けれど、ツアーばかりでなかなかいないな。
仕方がない。100€で手をうちましょう。
乗り場はいたるところにありますよ。
ゴンドリエーレのおじちゃんが愉快に歌を披露してくれちゃって、気分もサイコー。いつのまにかお天気もよくなってるし、かりなもご機嫌だし、お友達も喜んでくれてるし、来てよかった~!!
溜息の橋 牢獄に繋がっていて、この橋を渡ると2度とこの世に戻って来られないといわれ、この橋の小窓から溜息をついたという逸話が残っているそう。
楽しいゴンドラも30分くらいで終了。
本当いい気持ちでした。
つぎは1720年創業の歴史あるカフェに行ってみます。
ゲーテやカサノヴァが常連だったそうです。
外で開放的に楽団の音楽を聴きながらのんびりするのもいいけれど、内装がステキだったので、ソファーでゆっくりくつろぐことにしました。
店内
フルーツのタルト 13€(1500円くらい)
チョコレートのパフェ 15€
これはかなりの贅沢でしたが、ベネチィアに来たら行ってみたかったというお友達のリクエストにお答えして。そしてかりなが食べたいといって頼んだパフェは食べれずに、最後まで寝てるっていうなんとも残念な子。
もちろんママが全部頂きました。
ここで時計は5時を過ぎていたので、そろそろお買い物をして帰る事を頭に入れとかないと~
かりなは寝てるのでおんぶです。
行きたかったベネツィアングラスのお店がなかなか見つからず、ちょっとした迷子に。。。
ならばもう諦めて他のお店を当たります。
サンマルコ広場からリアルト橋周辺にはたくさんの商店街がお手ごろ価格でありました。
私もお土産を買いたいな~と見ていたらかりながやっと起きてくれ「ママ~トイレ~」と。
仕方ない。お友達を残し、トイレをさがします。迷子にならないように必死です!
トイレを済ませもとの道を戻っていくと鐘の音が。。。さっき5時だったけん、6時か。
と、思ったのがこの旅の最高にして最悪の出来事の始まりでした。
お友達のところに戻りそこからフラフラウインドーショッピングをしながらサンマルコ広場に向かいます。
時間に余裕を持ってバポレットに乗って駅に向かうはずでした!
ところが、ところが、パソコンをうつこの手が今もナオ震えるほどの恐怖がこの後起こるとは・・・・
ちょいとかりながわがままを言ってみたり、写真をとりながらのんびり歩いていて、バポレット乗り場に到着。2番が少し離れていたのも今となってはおかしな出来事で・・・
乗ろうとしたら目の前でバスが行ってしまい、次のを待つこと5分。
降りる場所を確認したら名前が載ってない。。係りのお姉さんに駅に行きますか?と尋ねると行くよ。というので、合ってるんだと思って時間を見てみると6時45分
??
アレ??
アレ?アレ?あれ~~~~^~
嘘でしょ、嘘でしょ、何で45分なん?さっき6時やったやろ??15分じゃないの~??
一気に血の気が引いた。
そして、気が遠くなった。。
立ってられなくなり頭が真っ白に。
本当にこんな事ってあるんだね~小説やドラマの中だけでなく、実際にこの身に起こるとは。。。
神様助けて~
だ、だ、だ、大丈夫。30分かかったとしてもギリ間に合うもん。電車は19時27分発だから。落ち着け~落ち着け~
ささささ、バスがやってきましたよ。
みなさんさっさと乗ってくださいよ。も~ドッキドッキです。今もまたドキドキしてきました。
はい、出発!いそげ~
。。。
。。。。。
。。。。。。。。。。。。
どうした?何が起きてる??
そっちじゃな~~~~~~~^い!!
まさか、まさか、こんなときにまさかの逆送~~!!
嘘でしょ。嘘だと言って~
「ちょっとお兄さん、私たち駅に行きたいんだけど。」
係りのおにいさん「いくよ」
私「よかった~何分で?」
お兄さん「15分」
な~んだ、よかった~余裕じゃん。
でも地図をみると明らかに大回りしてるんだけど・・・
15分??45分?15分?45?15?45?
ぎゃーギャーギャー45分って言ったかも~
「あの。何分って言いました??」
「45分」
「すすすすすすすすうすすすみません。わたしたち6時半の電車に乗らなくてはフィレンツェに帰れないのです。」
兄「はあ?何言ってんの?もう7時すぎてるよ~無理やろ。」
私「あああ6時ではなく7時27分でした。」
兄「無理だね。間に合わないよ。」
私「そんな~だったら下ろして、また逆送しますから~」
兄「いいから危ないからのっとけ。」
そんな~嘘でしょ。間に合わせてくれるのかい?
神様~!助けて~!
この間の40分の長いこと、長い事、神様にずっとお祈りしながら、1分、1秒無駄にできないこの間、あたふたあたふたうろたえて、お友達は大丈夫!大丈夫!とかりなの面倒を見てくれて。も~生きた心地はしませんでした。
写真も1枚もとれないまま。
間に合うのか、間に合わないのか。どっちだ~
駅の1つ前の停留所で、まさかの5分待ち。
私「走った方がいいですか?」
兄「のっときな」
マジ?そればっかやん!!も~
この5分がまた長い事長い事。早く出発して~~
只今25分あと2分。
駅に着きました!
だっしゅ~=
はあはあはあはあ
ない。いない。
電車はなし。
時計の針は30分をさしてます。
私「もうフィレンツェ行きの電車は行っちゃいましたか?」
係りの人「いったよ」
どどどどどどおどどっどおどどおどおどどーしよ~
間に合わなかった。。たった3分。間に合わなかった・・・
私たちどうすれば?
係「明日までないよ」
「。。。」
19時台が最終です。そんな早くに終わらんでも~
係「ボローニャまでならあるよ」
私「そのあとは?」
係「ないよ」
私「バスは?」
係「知らない。タクシーがあるんじゃない?」
タクシーってフィレンツェまで電車で1時間くらいかかるのをタクシーで帰れと??鬼~
係「とりあえずビリエッテリアに行きなさい」
とぼとぼとぼ
もうなにが何だかわかりません。。。イタリア語ももう遠くから聞こえる
私の頭の中がキャパオーバーだと言ってる気がする。
でも、小さなわが子も、見知らぬ土地で不安気な友達も、私が守ってやらねば!!
私「乗り遅れましたが、どうしたらいいのでしょう」
係「どうしたいの?」
私「ボローニャまでビリエット(切符)ください」
係「あしたの朝8時に電車がでるからそれに乗れば帰れるよ」
私「いえ、ボローニャまでください」
係「・・・。。。。・・・・。。。・・・・。。。・・。・。。・・。・・。・・。・・。・」
何をおっしゃっているのかわかりません。
もう泣きたい。
そうだ、お友達に電話しよう!
困った時はちえさんだ!(とっても頼りになる心強いお方)
そしてちえさんと係りの人に話してもらって何とかボローニャまでのビリエットを買い、使う事のできなかったはじめのビリエットは20%は戻ってくると言ってたらしいのですが、さすがイタリア、ネットも、電話もメールもダメ。今でも返信はございません。でも、そんな事もう大したことではありません。80€くらいふふ~んだ。
ボローニャまで2時間
長い。
これまた長いぞ~
ボローニャからフィレンツェまでの電車あるのだろうか??
お友達への罪悪感といったら半端ないですよ。何度謝っても足りません。
どうして、こんな事に。
あの時すぐに逆送してたら?
いや、乗り場を間違わなかったら?
いやいや、のんきに写真を撮らなければ?
いや、いや、いや、時間の確認をしていれば?
も~後悔してもしてもし足りません。後から考えるとあーしとけばよかった!と思うことばかりで。
ボローニャに着いてやはりフィレンツェまでの電車はなく始発が朝の5時なので、それで帰ることにしました。もうビリエットも買っときます。
日曜日の22時はガラ~ンとしていて寂しげなボローニャ。
駅のマックの光が勇気づけてくれます。
かりなは大好きなポテトを食べれて嬉しそう。
ママは食欲なんて全くありません。
さあ、ホテル探しです。
それにしても暗いなあ。寂しいな。アーケードもポツンポツンとしか人がいません。
ちょっと怖いな
何人かの人に聞いてみても、高いホテルしかないよ~って言われ、もういいや。と思っていたまさに
そんな時に天使の声が!!
心配したちえさんがホテルを探して教えてくれました。
まさに天使!神様!仏様!ちえさま~!
うろうろ歩いて怖い思いをさせちゃってごめんね~
駅のすぐ近くで探してくれました。
このホテルがなかなかいい3つ星ホテルで、たった4~5時間の滞在がもったいないほど。朝食もビュフェでおいしそ~でした(こんな事考えれるようになったって事は少し落ち着いてきたな私)
お部屋はとってもキレイ。バスタブはなかったけれど、すごく落ち着いて疲れがとれちゃいました。
本当にちえさんありがとう!
そして、お友達も不安にさせてごめんね~
カリナもポテトでつってごめんね~
明日の朝は4時起きです。
あっ2時半にTELで起こされました。パパに。
「ママ~今ボローニャかい?楽しんでね~」
なんてポジティブな人なんでしょう。
帰りの電車は寝台のようなものでまあまあ落ち着いて寝れました。
旅にトラブルはつきものですが、どうしていつもこのような結果になるのでしょう?
そして後悔して、次こそはと決意し、また何かやらかすんですよね。
それでもまた旅行したいなと思うのは何なんだろ??
家に帰ってホッとする。
この小さな家でも愛着のある我が家ってことか。
あやこごめんね~!(実はローマですられた時も一緒にいて散々迷惑をかけてしまった1人がこの子です)
ちえさん本当にありがとう!
かりなお菓子いっぱい食べれてよかったね。
イタリア語勉強しとけばよかったな~